おもちゃ買取実績
Military Wheels 1/72スケール フォルクスワーゲン タイプ230/3
ジャンル | プラモデル |
---|---|
ブランド | Military Wheels |
シリーズ | - |
品名 | 1/72スケール フォルクスワーゲン タイプ230/3 |
型番 | 7205 |
買取日付 | 2017年07月15日 |
おもちゃ買取実績
ジャンル | プラモデル |
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ブランド | Military Wheels |
シリーズ | - |
品名 | 1/72スケール フォルクスワーゲン タイプ230/3 |
型番 | 7205 |
買取日付 | 2017年07月15日 |
買取スタッフの
ヒトコト
1938年の登場から、世界中で累計2152万台も売り上げたフォルクスワーゲンの「タイプ1」(通称:ビートル)。その前身に当たる「タイプ60」はヒトラーがポルシェに依頼して製造されたことで有名です。
今回ご紹介するのは、タイプ60より少しあとのごく短期間にだけ製造されていた「タイプ230」のプラモデルです。
パッケージにある外観を見れば、おそらくひと目で「ビートル」との違いをわかって頂けるはずです。そう。マッコウクジラの鼻先のような形をしたボンネットです。私たちが見慣れた「ビートル」のボンネットは、その名の通りカブトムシの甲羅のような丸みを帯びているのですが、230のボンネットは異様に膨らんでますよね。そして、先端部分でストンと下に落ちています。
さて、このボンネットの違いについて、ネットでいろいろと検索をしてみたのですが、日本語ではまったく情報が出てきませんでした。そこで、いくつかの海外サイトの情報をもとに私なりに仮説を立ててみたいと思います(間違っていたらすみません)。
まず、230が製造されたのは第二次世界大戦中のこと。当時、ドイツ軍の燃料(ガソリン)事情は非常に厳しかったと言われています。そこで使用されたのが、代替燃料の合成石油と木炭ガスです。230は、おそらく木炭自動車だったのだろうと私は思っています。
タイプ60のエンジンは小型化に成功しており、ボンネットではなくラゲッジスペースに収められていました。しかし、木炭自動車となるとエンジンルームには広いスペースが必要となり、それをボンネット部分で補った。だからこんな膨らみ方をしているのではないか、というのが私の仮説です。
ともあれ、ビートル好きの人でも、このタイプのものはあまり見かけたことがないはずです。海外のプラモ・コレクターのブログなどを見る限り、Military Wheels(ポーランド)というメーカーの成形技術は決して褒められたものではないようですが、個人的には目のつけどころが面白いと思います。決して高価なものではありませんので、珍しいものがお好きな方にはオススメの品です。