買取スタッフの
ヒトコト

　こんなプラモデルがあるんですね。
「ファイティング・ファルコン」の愛称で知られる戦闘機「F-16」のコックピットです。

　このキットは今から30年ほど前にエッシー社が発売したもので、21世紀に入ってからイタレリ社が再販を行っています。
　エッシー社はもともと1960年代終盤まではデカール専門のメーカーでした。70年代に入ってから自動車や軍用車両、1/48スケールの軍用機の製造を開始し、80年代になると1/72スケールの軍用機が発売されました。1/72スケールのシリーズは、その精度の高さから各国で高評価だったようです。以前、お客さまよりその頃のエッシーは日本製の金型を採用していたという話を聞いたことがあります。

　今回ご紹介させて頂くお品物も、おそらく80年前後のものと思われます。当時はまだエッチングパーツなども充実していなかったようなので、特にパネル部分の細かな再現には、多くの人が驚いたのではないでしょうか。その分、愛好家のブログなどを拝見していると、皆さんパネル部分の色分けに苦労されているようです。ところが、やはりさすがは愛好家の方々ですね。ある人は「ここまで細かいなら、いっそのことLEDライトでも埋め込んでしまおうか」なんておっしゃっていました。まったく、恐れ入ります。

　男の人って、こういった「機械々々」したものが好きですよね。